急な体調不良や日常的に起こる症状の診察・検査など、はっきりとした症状が出ている時はもちろん、「具合が悪いのだけれど、何科を受診したらいいのかわからない」というような曖昧な場合も、また病名の付かない原因不明の体の不調や健康上の不安などについても、お気軽にご相談ください。
どの診療科に行っていいかわからない場合は、まず一般内科を受診されることをお勧めします。
風邪(かぜ)とは、上気道(鼻やのど)が微生物に感染することによって起こり病気です。
一般にインフルエンザは突然38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状で発症しますが、普通のかぜと同様にのどの痛み、鼻汁などの症状も見られことが多いです。風邪より重症感が強く、気管支炎、肺炎などを併発することがあります。とくに、高齢者や、呼吸器や心臓などに慢性の病気を持つ人は重症化し、死亡することもありますので、早めに受診することが大切です。
アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。
スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、主に鼻の粘膜や目の粘膜に起こる、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)と季節と関係なくハウスダストなどによる年中続く、通年性アレルギー性鼻炎があります。
原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。
日本では、約60種類の植物が花粉症を引き起こすと言われています。
主なアレルゲン
季節と関係なく年中続くアレルギー性鼻炎です。
原因は人それぞれですが主にハウスダストが原因とされています。
主なアレルゲン
ダニ・家の中のちり(ハウスダストなど)・ゴキブリなどの昆虫、ペットの毛・フケなど。
当クリニックでは、スギ、ダニに対する新しい治療法「舌下免疫療法」を行っています。
舌下免疫療法とは、治療薬を舌の下に入れることで抗原を少量ずつ体内に吸収させることで、体質を変えて治す治療です。
治療は、長期間(2〜5年間)かかり、毎日の服用が必要となります。
開始より徐々に増量し、薬剤を毎日舌下投与します。効果の出ている方は4〜5年間の治療をお勧めしております。
副作用について
薬剤を直接口の中に投与することから、口内炎や口内の腫れやかゆみといった
軽い局所の副反応は時々起こります。
他の副作用として、じんましん、腹部症状(嘔吐、腹痛、下痢)、呼吸困難、ショック症状が見られるアナフィラキシーがありますが注射に比べ少なくまれです。
※2018年より、新たにスギ花粉症治療薬として、舌下投与用スギ花粉エキス原末錠が加わりました。
花粉症の治療の基本は抗ヒスタミン薬と言われるアレルギーを抑える薬の内服です。
アレグラ、アレジオンなどがそれにあたります。
この治療のみでは十分な症状のコントロールが得られない時は、それにその他の抗アレルギー薬内服、漢方薬内服、点鼻薬、点眼薬などを追加するのが花粉症治療の標準治療となります。
しかしこれら様々な治療を試しても十分満足する効果が得られず、お困りの方もいらっしゃると思います。
そんなひどい花粉症症状でお困りの方には、花粉症の注射治療もあります。注射薬を用いた、通常の花粉症治療で対応が難しい方に、お勧めの治療です。ただし、体質等によっては効果の感じ方には違いがあります。
また、授乳中の方は接種を行う事ができませんので、予めご了承ください。
花粉症でお困りの方は是非一度お試しください。
文字どおり、食事や運動、飲酒、喫煙、過労や睡眠不足、過度のストレスなどの生活習慣が原因により引き起こされる病気の総称です。生活習慣病には、糖尿病や高血圧、脂質異常症、動脈硬化症などがあります。
普段からの生活習慣の積み重ねが大きく関わっており、生活習慣を改善することより、病気になるのを予防したり進行を遅らせることができるといわれています。
高血圧とは最高血圧と最低血圧の両方、またはどちらか一方でも、基準値以上の状態が続くことをいいます。高血圧は、自覚症状はほとんどなく、治療を受けずにそのままにして、知らないうちに症状が進行、悪化しているケースが多く、最悪の場合、死にまで至る生活習慣病です。
脂質異常症とは血液中のコレステロールや中性脂肪の脂質疾患です。
トリグリセライド(中性脂肪)が多い高中性脂肪血症、LDLコレステロールが多い高LDLコレステロール血症、HDLコレステロールが低い低HDLコレステロール血症があり、3つのうち1つでも当てはまると、脂質異常症としています。
脂質異常症は動脈硬化の主要な危険因子であり、放置すれば脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を引き起こす原因となります。
にんにく注射の主成分は「ビタミンB1」です。
このビタミンB1を構成する成分に含まれる「硫化アリル」がにんにく臭のもととなり、「にんにく注射」と呼ばれています。
にんにく注射1本に、にんにく約50個分の「ビタミンB1」が含まれています。
にんにく注射のビタミン類は、水溶性ですので、余分に摂取しても体内に留まることはなく排出されます。
副作用について
注射成分に対してアレルギー反応や下痢、頭痛、湿疹等が現れる場合があります。
赤ちゃんとお母さんとをつなぐ胎盤を「プラセンタ」といいます。
プラセンタ注射とは、ヒトの胎盤から抽出されるものです。
プラセンタ注射は、一度の治療で身体の不調を治すのではなく、適切な頻度で投与することにより、
人間が本来持っている自然治癒力を徐々に高めていきます。
様々なメリットがあるプラセンタ注射ですが、 注射をすると献血ができないというデメリットがあります。
また重大な副作用の可能性は低いですがアレルギー性皮膚炎の悪化やアレルギー反応の出現などの報告があります。
詳細は下記リンクをご参照ください。
http://www.klc-familyland.jp/docs/pdf/microarray_02.pdf
風疹の感染が首都圏を中心に広がっています。
国立感染症研究所によると、11月4日までに報告された今年の風疹患者数は1884人に上っています。
風疹は咳やくしゃみの飛沫などで感染し、妊娠初期の妊婦が感染すると赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になる恐れがあります。「先天性風疹症候群」とは妊娠約20週までの器官形成期に当たる妊婦が風疹に感染すると、お腹の中の赤ちゃんにもウイルスが感染してしまい障害を引き起こすことで、最悪のケースでは死に至るほか、心臓の疾患や難聴などの後遺症を引き起こします。そのため、風疹抗体を持っていなければ妊娠前に接種することが大切です。
また男性の方も、妊婦さんに風疹を移さないようにするために、風疹抗体を持っていなければ是非とも予防接種することが大切です。
当院では自費にはなりますが、風疹抗体検査をしています。
又、風疹と麻疹の両方の検査をする事もできます。
風疹抗体を持っていないか、十分ではない時には予防接種をおすすめさせていただいております。
妊活目的ならば、地域によりますが公費で予防接種できる場合があります。
名古屋市の公費でワクチンが接種できるのは、風疹の抗体がない場合に限ります。
御興味のある方は、気軽に御相談ください。
呼吸器内科とは呼吸にまつわる内容を診療し主に薬で治療する科です。
呼吸器といってもなかなかぴんとこないかもしれませんが、身近な病気ですと、肺炎や気管支喘息などがあります。そのほかにも慢性閉塞肺疾患(COPD)や過敏性肺炎など様々な病気があります。
気管支喘息は気管支に炎症がおこり、呼吸があらくなるアレルギー性の病気です。
肺炎とは細菌やウイルスなどの病原微生物(病気の原因になる微生物)が肺に入ってしまったことで炎症が起きる病気です。
通常、病原体が身体の中に入ったら病原体をやっつけるのですが、病気にかかっていて抵抗力が落ちている時や高齢の為、体力や免疫力が弱っている時などに肺炎を起こしやすくなります。
たばこ煙を主とする有毒物質を長期間吸入することによって生じる肺の炎症による病気です。
重症になると呼吸不全に至り、息苦しさのために日常生活ができなくなったり、かぜなどをきっかけに急に症状が悪化すること(増悪(ぞうあく)または急性増悪)を繰り返すことになります。
過敏性肺炎は、抗原の反復吸入によって起こるアレルギー性肺炎です。急性のものと慢性のものとがあり、急性のものでは原因抗原から離れることにより回復しますが、慢性になると病変と症状は続き、進行することがあります。
非結核性抗酸菌症は結核菌とライ菌以外の非結核性抗酸菌で引き起こされる感染症です。
結核との大きな違いは人から人への感染することはなく、また、病気の進行が緩やかであること、抗結核の薬があまり有効でないことなどがあります。
肺結核は、結核菌が肺に感染した感染症です。結核はあらゆる臓器に感染して障害を与える全身の疾患で、その中でも肺結核は代表的なものです。
ほとんどが薬物療法で、3~4種類の薬剤を併用して服用します。服用期間は病状にもよりますが、約6カ月から1年です。多くは通院で治療するケースです。
いずれの治療法でも糖尿病などの基礎疾患があったりしますと治療期間は長くなります。
当クリニックでは禁煙外来を実施しております。禁煙御希望の方は御気軽に御相談ください。
なお、禁煙治療の保険診療には、基準が設けられています。この基準に該当しない場合には、自費診療による禁煙治療となります。
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まる病気です。寝ている間のことなので、自分でその症状に気づくことはなかなか難しく、検査や治療を受ける人が少ないのが現状です。寝ている間の無呼吸が、日中の活動時に、判断力・集中力・作業効率の低下を招き、仕事や運転に悪影響を及ぼします。
何かが起きてからでは遅いのです。以下の症状に心当たりがあれば、一度、検査を受けてみましょう。当クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を行っていますので、御気軽に御相談ください。
当院では名古屋市特定健診、肺癌検診、大腸癌検診、前立腺癌検診、骨粗鬆症検診、個人向け定期健康診断を行っております。
医療機関で治療中の方も受診できます。ご自身の健康をチェックする機会として、毎年1回の健康診断をおすすめしております。
血液検査、検尿、血圧測定、身体診察、身体計測を行います。また、今年度4月1日時点で40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳の方は、心電図検査と貧血検査を追加して行います。
血液検査、検尿、血圧測定、身体診察、身体計測、視力、聴力、胸部X線、心電図など行います。
健診に関しましてご不明点がございましたら、受付またはお電話にておたずねください。
乳幼児はたくさんの予防接種を受けなければなりません、これはリスクのある感染症から子供を守るために必要な定期接種です。でも大人になったら、予防接種は必要ないと思っていませんか?
実は大人になってからも受けておいたほうが良い予防接種があります。大人が受けておくと安心な予防接種を紹介します。ただし大人の予防接種は自費となります。
麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスが原因で起こる感染症です。感染力が非常に強く、発症すると風邪のような症状と発疹が起こります。妊娠中、麻疹にかかると流産や早産のおそれがあります。検血で麻疹抗体陰性なら2回、偽陽性なら1回予防接種することをおすすめします。ただし妊娠中は接種できません。また接種を受けたら2ヶ月間は避妊する必要があります。また厚生労働省は、感染者に接触した後でも、ワクチンの接種により発症を抑えることが可能だとしています。麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの予防接種をすることも効果的であると考えられています。料金は1回¥7,700です。
風疹は、風疹ワクチンが原因で起こる感染症です。三日はしかとも呼ばれますが、麻疹(はしか)とは別ものです。発症すると風邪のような症状と発疹が出ます。近年は大人の間に流行している病気で、大人は重症化しやすく、妊娠初期の女性がかかると胎児に悪影響を及ぼすため予防したい病気です。検血で風疹抗体陰性なら2回、偽陽性なら1回予防接種することをおすすめします。料金は1回¥7,700です。ちなみに検血での抗体検査は自治体が無料で実施していることもあります。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、ムンプスウイルスが原因で起こる感染症です。耳の下が腫れて痛みます。一度かかって免疫ができると二度とかかることはありません。幼稚園や学校などで流行を起こし、子供のうちに済ませることが多いのですが、思春期以降にかかると重症化しやすく、男性は合併症の睾丸炎に注意が必要です。検血でムンプス抗体陰性なら2回、偽陽性なら1回予防接種することをおすすめします。料金は1回¥5,400です。
水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こる感染症です。感染力が非常に強く、発症すると全身と口腔内に水疱が出て発熱が起こります。90%以上の人が子供のうちに自然感染しています。感染しても無症状のことも多いのですが、大人になってから初感染すると重症化しやすいのが特徴です。検血で水痘帯状疱疹抗体陰性なら2回、偽陽性なら1回予防接種することをおすすめします。料金は1回¥7,500です。
季節性のインフルエンザが毎年大流行するので受けておきたいワクチンです。接種してから効果が出始めるまでに2週間かかります。インフルエンザが流行する12月~3月頃から逆算して12月中旬までには接種を受けておくのがおすすめです。流行するウイルスの型が毎年変わること、ワクチンの効果は4~5ヶ月経つと薄れていくことから、1年後には改めて接種を受ける必要もあります。定期接種対象者(65歳以上の人、特定の疾病がある60~64歳の人)は、公的扶助が受けられますので役所にお問い合わせください。
肺炎球菌は、さまざまある肺炎の病原菌の中でも特に病原性が強く、肺炎のおよそ半数は、この肺炎球菌によるものといわれています。しかも、肺炎は日本人の死因第4位であり、その多くが65歳以上の高齢者であることから、厚生労働省では肺炎球菌ワクチンの定期接種を推奨するようになりました。65歳以上の方は地域によっては公費で補助がでますので役所にお問い合わせください。自費の場合は1回¥10,100です。
A型肝炎ウイルスが原因で起こる感染症です。衛生環境が整っている国での感染は少ないのですが、流行地域で摂取した飲食物や、輸入食品による感染が懸念されています。発症すると、風邪のような症状と肝機能低下が起こります。怖いのはA型肝炎がまれに肝硬変、肝臓癌へ進む可能性を持っている点です。予防接種として計3回の接種が必要です。2~4週間後に2回目、半年後に3回目の接種を受けます。料金は1回¥8,200です。
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが原因で起こる感染症です。血液から感染し、母子感染・注射事故・性行為・刺青などから感染する可能性があります。風邪に似た症状と肝機能低下が起こり、劇症になると命に関わる場合もあります。またA型肝炎同様に肝硬変・肝臓癌に進む可能性があります。予防接種として3回の接種が必要です。4週間後に2回目、半年後に3回目の接種を受けます。料金は1回¥5,900です。
予防接種を受けた後には、副作用が起こる場合があります。しかし重篤な副作用はまれです。万が一発症した時のことを考えると、今回紹介したワクチン接種はメリットが大きいと考えます。予防接種を検討する際は医療機関に相談して、慎重にプランを組んでください。
当院で白玉点滴が実施できます!
美容や健康の改善に役立つ「グルタチオン」という複数のアミノ酸から構成された点滴です。
実施することで期待できる効果として、抗酸化作用による美肌効果、アンチエイジングなどがあります。
点滴1回につき、10分~30分かけて行います。
週2回のペースで5週間、または最初の2ヶ月は週2回、その後は1ヶ月に1回のペースで行うことをおすすめしております。
副作用の報告はほとんどありませんが、まれに吐き気、食欲低下などがあります。
上記以外でも気になる症状が出た場合は、すぐに医師または看護師にお伝えください。
妊娠している方、授乳中の方でも実施できます。
気になる方は、お気軽にご相談ください。
当院では、薄毛治療外来とED治療(勃起不全)外来を受け付けております。
診察を希望される方は、内科までご相談ください。
詳細は以下のリンクをご参照ください。
更年期障害と言えば女性特有の問題と考えられてた時期もありましたが、近年では男性にも関連するということが分かり、注目度が高まってきています。
男性更年期障害とは加齢に伴う男性ホルモンの減少に関連して全身の様々な症状(憂うつ感、疲労感、活力低下、性機能障害、性欲減退、イライラ、多汗、体力低下、持続力低下、筋力低下など)が出現するようになった状態です。
男性更年期は内臓脂肪増加、脂質異常症、インスリン抵抗性悪化(糖尿病のリスク要因)、うつ、性腺機能低下、骨粗鬆症などに関与しており、様々な疾患を引き起こします。
最近気分がすぐれないなぁ、という問題だけではないのです。
当院での診療スタイルにつき、簡単に説明させていただきます。
まず問診を行います。AMSスコアと言われる男性更年期障害で施行されている問診表を参考にしています。
そして男性更年期障害を疑う方は採血検査を行い、内科的疾患の除外、男性ホルモン値チェックを行います。
年齢や症状、ホルモン注射のリスクを考慮し、治療方法を選択します。
男性更年期障害は加齢による影響だけではなく、ストレスの影響も多分に受け、最近では30代、40代男性は社会的ストレス・家庭的ストレスにさらされる機会が非常に多いことから、30代、40代男性でも更年期障害の方は増加傾向にあります。
強いストレスは男性ホルモンの生成や分泌を妨げます。
もしかしたら自分は男性更年期障害では?と思われる方は、お気軽にご相談下さい。
当院では男性ブライダルチェックを実施しております。未婚の方はもちろんのこと、結婚されてまもない方、症状はないけれども感染症検査をご希望の方は御相談ください。
費用は19,900円です。
※上記の血液検査・尿検査は同時に行うものとなります。