医療法人KLC ファミリーランドクリニック南大高

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内科

一般内科

急な体調不良や日常的に起こる症状の診察・検査など、はっきりとした症状が出ている時はもちろん、「具合が悪いのだけれど、何科を受診したらいいのかわからない」というような曖昧な場合も、また病名の付かない原因不明の体の不調や健康上の不安などについても、お気軽にご相談ください。
どの診療科に行っていいかわからない場合は、まず一般内科を受診されることをお勧めします。

主な症状
  • 発熱
  • 咳、鼻水、喉の痛み
  • お腹の調子が悪い(腹痛、便秘・下痢など)
  • お腹が張る
  • 吐き気、嘔吐
  • 胸やけ
  • 食欲不振
  • 胸痛、胸部圧迫感
  • 頭痛
  • 立ちくらみ
  • 動悸
  • 息切れ
  • むくみ
  • 喉の渇き
  • 尿の異常(出にくい、近い、血が混じるなど)
  • 発疹
  • 疲労感
  • 急な体重の増減 など
主な診療内容
一般内科では、せき、たん、のどの痛み、急な発熱、腹痛、下痢や吐き気、めまいなどの急性症状から、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病をはじめとする慢性疾患まで、幅広く内科系疾患全般に対応いたします。
急性疾患
風邪、インフルエンザ、扁桃炎、肺炎、気管支炎、胃腸炎(腹痛、下痢、吐き気)、尿道・膀胱炎 など
慢性疾患
生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)等)、貧血、頭痛、便秘症 など

かぜ

風邪(かぜ)とは、上気道(鼻やのど)が微生物に感染することによって起こり病気です。

原因
微生物の80~90%がウイルスですがまれに一般細菌、マイコプラズマ、クラミジアなどによる場合もあります。
風邪(かぜ)ウイルスの数は200種類以上といわれており、どのウイルスが原因で起こったのかを特定することは困難です。同じウイルスでもいくつもの型があり、それが年々変異するため、一度感染したウイルスに免疫ができたとしても、次々に新しいウイルスに感染して繰り返し風邪(かぜ)をひいてしまいます。
症状
風邪の一般的な初期症状は、まず鼻やのどの不快感などの呼吸器症状からはじまります。鼻の粘膜で炎症が起きると、くしゃみや鼻水、鼻づまりの症状が現れ、のどの粘膜で炎症が起きると、せきやたん、のどの痛みの症状が現れます。
さらに症状が進むと、発熱や寒気、頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状に至ることもあります。但し、その症状は、誰もが同じように現れるのではなく、個人の体力や体調などによってさまざまです。また、インフルエンザも風邪症候群のひとつといわれますが、急な高熱や関節痛、筋肉痛などの全身症状を伴い、重い病気を合併しやすい点など、風邪とは異なる特徴があります。
治療
原則は、安静、保温、十分な睡眠です。感冒薬はあくまでも対症療法です。食欲があれば食事は通常通りで構いませんが、食欲がなければ無理に食べないほうが良いでしょう。熱が高い場合は、脱水予防の為に水分補給をこまめに行いましょう。経口補水液(OS-1)をお勧めします。からだは、消化管を休ませることで免疫力を上げようとしているのです。眠い時、だるい時に休まないと悪化する可能性があります。風邪のひき始め、すなわちだるい、眠い、寒気がする程度の時には、安静、保温、十分な睡眠、そして葛根湯やビタミンCなどの服用によって早く治すことができます。ただし、いつもの風邪と症状が違う、もしくは症状が長引いている場合は風邪以外の可能性もありますのでかならず受診してください。

インフルエンザ

一般にインフルエンザは突然38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状で発症しますが、普通のかぜと同様にのどの痛み、鼻汁などの症状も見られことが多いです。風邪より重症感が強く、気管支炎、肺炎などを併発することがあります。とくに、高齢者や、呼吸器や心臓などに慢性の病気を持つ人は重症化し、死亡することもありますので、早めに受診することが大切です。

インフルエンザかなと思ったら
発熱後24時間以後48時間以内に医療機関を受診してください。発症2日以内ですとよく効く抗ウイルス薬を処方することが出来ます。3日以上たった場合は、通常の対症療法しか望めません。最近は、迅速判定キットもあり、発熱6~7時間でインフルエンザ検査が可能ですので、早めにご来院ください。
インフルエンザの予防接種
ワクチンはインフルエンザの予防に有効です。ただし有効率は100%ではありません。一般に有効率70%と言われていますが、これは100人に接種すると70人が罹らないという意味ではなく、「非接種で発病した人の70%は、ワクチンを接種していれば発病が避けられた」という意味です。当院でもワクチン接種可能です。接種時期は、12月上旬までにしたほうが良いと思われます。高齢者や基礎疾患を有する方は必要ですが、仕事を休めない方なども接種しておいたほうが良いでしょう。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。
スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、主に鼻の粘膜や目の粘膜に起こる、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)と季節と関係なくハウスダストなどによる年中続く、通年性アレルギー性鼻炎があります。

【季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)】

原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。
日本では、約60種類の植物が花粉症を引き起こすと言われています。

主なアレルゲン

  • 春:スギ、ヒノキ
  • 夏:イネ科、シラカンバ属
  • 秋:ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ
  • 冬:スギ
症状
くしゃみ、鼻水、鼻づまりだけでなく、目のかゆみ、涙、充血などを伴う場合が多く、その他にのどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。
【通年性アレルギー性鼻炎】

季節と関係なく年中続くアレルギー性鼻炎です。
原因は人それぞれですが主にハウスダストが原因とされています。

主なアレルゲン

ダニ・家の中のちり(ハウスダストなど)・ゴキブリなどの昆虫、ペットの毛・フケなど。

症状
症状は、季節性アレルギー性鼻炎と変わらず、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主となります。また、目の充血やのどの痛み、皮膚の炎症などが起こることもあります。
治療
治療には日常生活からアレルゲンを除去することと、アレルゲンの注射をして改善をはかる免疫療法、抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬・抗血管収縮性点鼻薬・ステロイド薬などが用いられる薬物療法があります。

舌下免疫療法(シダトレン、ミティキュア)について

当クリニックでは、スギ、ダニに対する新しい治療法「舌下免疫療法」を行っています。
舌下免疫療法とは、治療薬を舌の下に入れることで抗原を少量ずつ体内に吸収させることで、体質を変えて治す治療です。
治療は、長期間(2〜5年間)かかり、毎日の服用が必要となります。
開始より徐々に増量し、薬液を毎日舌下投与します。効果の出ている方は4〜5年間の治療をお勧めしております。

治療をお勧めしたい方
血液検査によりスギ花粉症、ダニによるアレルギーと診断されている方
以下の方は治療を受けられません
  • 妊娠中の方(妊婦・授乳婦)
  • 高齢者(65歳以上)
  • 重症気管支喘息患者
  • 重症の心臓病の方
  • 癌の治療中の方
  • 自己免疫疾患・免疫不全患者

副作用について

薬液を直接口の中に投与することから、口内炎や口内の腫れやかゆみといった
軽い局所の副反応は時々起こります。
他の副作用として、じんましん、腹部症状(嘔吐、腹痛、下痢)、呼吸困難、ショック症状が見られるアナフィラキシーがありますが注射に比べ少なくまれです。

生活習慣病

文字どおり、食事や運動、飲酒、喫煙、過労や睡眠不足、過度のストレスなどの生活習慣が原因により引き起こされる病気の総称です。生活習慣病には、糖尿病や高血圧、脂質異常症、動脈硬化症などがあります。
普段からの生活習慣の積み重ねが大きく関わっており、生活習慣を改善することより、病気になるのを予防したり進行を遅らせることができるといわれています。

【高血圧】

高血圧とは最高血圧と最低血圧の両方、またはどちらか一方でも、基準値以上の状態が続くことをいいます。高血圧は、自覚症状はほとんどなく、治療を受けずにそのままにして、知らないうちに症状が進行、悪化しているケースが多く、最悪の場合、死にまで至る生活習慣病です。

  • 脳:脳梗塞、脳出血、くも膜下出血
  • 心臓:狭心症、心筋梗塞、心肥大、心不全
  • 腎臓:尿蛋白、慢性腎臓病(CKD)、腎不全
  • その他:大動脈瘤、末梢動脈疾患(生息性動脈硬化症)など
症状
自覚症状がないのがほとんどですが、気をつけていれば頭痛や耳鳴り、動悸、肩こりなどの症状が現れることもありますがこのような症状がある場合は症状がかなり進行している状態と考えられます。ただし、これらの症状は高血圧によるものではなく高血圧により引き起こされた疾患の症状だということです。
高血圧によって引き起こされる疾患は下記になります。
基本的な治療
高血圧の治療方法は、その状態に応じて段階的に進められます。基本は食事療法と運動療法ですが、それだけで改善されない場合、薬物療法を併用します。
食事療法について
まずは1日3食で決まった時間に食事をするようにしましょう。また、満腹になる手前の腹八分目を心掛けることも大切です。満腹になるほど食べ続けると肥満や動脈硬化などのリスクがあります。間食は基本的に食べない方がいいですが、チョコレートやケーキ、スナック菓子といったものよりも和菓子の方がおすすめです。和菓子の場合は脂肪分が含まれていないことが多いのとあずきなどは健康にも良いと言われていますが食べ過ぎには注意しましょう。それ以外ですとバターや油、生クリームなどが含まれていないものを食べる様にしましょう。
また、塩分を控えたりすることと血圧を下げる効果のある食材(ニンニク、オリーブオイルなど)を取り入れることも必要になってきます。
運動療法について
運動の頻度はできれば毎日定期的に実施できるもので、運動量は30分以上(1日)、強度は中等度(ややきつい)の有酸素運動がおすすめです。
有効的な有酸素運動はウォーキング(速歩)・軽いジョギング・水中運動・自転車・その他レクリエーションスポーツなどがあります。
運動量は30分以上が目標ですが1回の運動量が10分以上であれば合計30分以上になるよう分けて行っても大丈夫です。
また、運動療法をするにあたって始めることが難しいようであれば、掃除や洗車、買い物に行くなどの生活活動の中で身体を動かすことを増やすことから始めるましょう。
薬物療法について
血圧を下げる薬(降圧薬)を服用することがほとんどですが、合併症があるかないかなどの状態により個別に処方いたします。自分勝手な判断は避けていただき、正しく、きめられた量を飲むようにしましょう。
【脂質異常症】

脂質異常症とは血液中のコレステロールや中性脂肪の脂質疾患です。
トリグリセライド(中性脂肪)が多い高中性脂肪血症、LDLコレステロールが多い高LDLコレステロール血症、HDLコレステロールが低い低HDLコレステロール血症があり、3つのうち1つでも当てはまると、脂質異常症としています。
脂質異常症は動脈硬化の主要な危険因子であり、放置すれば脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を引き起こす原因となります。

症状
脂質異常症は自覚症状がほとんどなく、血液検査で初めてわかることがほとんどです。
遺伝によって起こる家族性高コレステロール決勝ではアキレス腱肥厚、腱黄色腫、と呼ばれるコレステロールの塊がひじやひざにできることがあります。
基本的な治療
基本は食事療法や運動療法などの生活習慣の改善を行い、あまり改善が見込めない場合に薬物療法も合わせて行います。
脂質異常症は完全に治療するのはなかなかやっかいな病気と言われていますが地道にやっていきましょう。
食事療法について
脂質異常症のタイプによって食事療法のポイントは若干異なってきます。
基本は1日の摂取するエネルギー(カロリー)量を適正にすることと炭水化物、脂質、たんぱく質、コレステロール、食物繊維、アルコールなどの摂取量を適正にすることが重要になります。
それでも改善がみられない場合は、必要に応じて禁酒、糖質の摂取量をさらに制限するなどのご指導を致します。
運動療法について
運動はトリグリセライド(中性脂肪)を低下させ、HDL(善玉)コレステロールを上昇させる働きがあります。
運動内容は無理のない軽い運動(有酸素運動)で1日30分以上で週3回以上を目指して行っていきます。
有効的な有酸素運動は、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などです。
薬物療法について
食事療法や運動療法で生活習慣の改善を続けても、検査値の値が改善されない場合に薬物療法も合わせて行います。

呼吸器内科

呼吸器内科とは呼吸にまつわる内容を診療し主に薬で治療する科です。
呼吸器といってもなかなかぴんとこないかもしれませんが、身近な病気ですと、肺炎や気管支喘息などがあります。そのほかにも慢性閉塞肺疾患(COPD)や過敏性肺炎など様々な病気があります。

気管支喘息

気管支喘息は気管支に炎症がおこり、呼吸があらくなるアレルギー性の病気です。

原因
生活環境が大きく関わっていると言われており排気ガスや工場排煙、タバコの煙、住宅建材に使われている塗料など、また、食品添加物やペットの毛、ハウスダストなどが待っている中で呼吸をすると空気の通り道(気道)が、アレルギーなどの炎症や、運動、ストレスなどによって敏感になり、けいれんを起こして狭くなることで起こります。
症状
主な症状は息が荒くなり、呼吸困難に陥ります。
初期症状としては激しく咳き込んだり、強い胸痛が起こり炎症により狭くなった気管支になって呼吸をするたびにヒューヒューという風切音のような音がします。
治療
発作には気管支拡張薬が用いられるとともに、日ごろから気管支の炎症を十分に抑えてコントロールするために病気の初期から吸入ステロイド薬による抗炎症治療が大切です。
重量になると入院してかなり長時間にわたり点滴を行うなどしなくてはなりません。

肺炎

肺炎とは細菌やウイルスなどの病原微生物(病気の原因になる微生物)が肺に入ってしまったことで炎症が起きる病気です。
通常、病原体が身体の中に入ったら病原体をやっつけるのですが、病気にかかっていて抵抗力が落ちている時や高齢の為、体力や免疫力が弱っている時などに肺炎を起こしやすくなります。

原因
持病やストレス、年齢のために免疫力が落ちているときや炎症が悪化して身体の防御機能を上回った場合などに、病原体が気道を通過して肺に入り込んで肺炎になってしまいます。
症状
激しい咳や高熱といった風邪によく似た症状の他、呼吸困難や胸の痛みなどをともなうこともあります。38度以上の高熱、激しい咳、黄色や緑色っぽい痰が出る、呼吸をするのが苦しい、胸が痛いなどの症状が1週間以上続く場合は、肺炎が疑われますので早めに受診しましょう。ただし、高齢者にはこれらの症状が出ないこともあるため、肺炎の発見が遅れる場合もあります。
治療
肺炎になる原因の細菌やウイルスを特定し、その病原体に有効な薬を用いて治療致します。
症状が重い場合はすぐに入院というケースもありますが、外来診療ですむ場合が多いです。

慢性閉塞肺疾患(COPD)

たばこ煙を主とする有毒物質を長期間吸入することによって生じる肺の炎症による病気です。
重症になると呼吸不全に至り、息苦しさのために日常生活ができなくなったり、かぜなどをきっかけに急に症状が悪化すること(増悪(ぞうあく)または急性増悪)を繰り返すことになります。

原因
外因性危険因子と患者様側の内因性危険因子に分けられます。外因性危険因子には、喫煙、大気汚染、職業上で吸入する粉塵(ふんじん)、化学物質(蒸気、刺激性物質、煙)、受動喫煙などがあります。
症状
慢性の咳(せき)、痰と労作性の息切れなどが症状です。COPDはゆっくりと進行して症状が重症化して初めて気づく事もあり、早期に気付きにくいです。
治療
COPDで肺胞が壊れたり、細気管支に炎症を起こすと肺機能の低下を起こします。残念ながら、一度破壊され、変化を起こした肺を元に戻すことはできません。
しかし、早く病気を発見して治療を続ければ、症状を和らげたり、病気の進行を抑制することが可能です。
治療には禁煙はもちろんのことワクチンの接種や薬物療法が行なわれます。

過敏性肺炎

過敏性肺炎は、抗原の反復吸入によって起こるアレルギー性肺炎です。急性のものと慢性のものとがあり、急性のものでは原因抗原から離れることにより回復しますが、慢性になると病変と症状は続き、進行することがあります。

原因
家のなかの環境中に存在する真菌であるトリコスポロンを抗原とする過敏性肺炎が最も多く、70%近くを占めています。また、加湿器やエアコンの水やフィルターについたカビが原因でおこる加湿器肺、空調病などもあります。
症状
原因となるアレルギー物質を吸い込むことで炎症が起こり、4~6時間後に主に発熱、咳、呼吸困難、息切れ、だるさといった症状が出ます。
治療
抗原の吸入を避けるようにすることが前提です。家などの環境が原因の場合は、家のなかの掃除や消毒、腐った木の部分の除去(台所、洗面所、風呂場)、風通しをよくするなどの対策をすることも大切です。また、防御マスクの装着などが効果を示す場合もあります。
薬物療法については、軽度の症状で日常生活に影響しない場合では無治療で経過をみることがあります。中等症、重症では、発熱、呼吸困難、低酸素血症などがあるため、ステロイド薬の経口・点滴投与や酸素吸入が必要な場合もあります。

慢性閉塞肺疾患(COPD)

たばこ煙を主とする有毒物質を長期間吸入することによって生じる肺の炎症による病気です。
重症になると呼吸不全に至り、息苦しさのために日常生活ができなくなったり、かぜなどをきっかけに急に症状が悪化すること(増悪(ぞうあく)または急性増悪)を繰り返すことになります。

原因
外因性危険因子と患者様側の内因性危険因子に分けられます。外因性危険因子には、喫煙、大気汚染、職業上で吸入する粉塵(ふんじん)、化学物質(蒸気、刺激性物質、煙)、受動喫煙などがあります。
症状
慢性の咳(せき)、痰と労作性の息切れなどが症状です。COPDはゆっくりと進行して症状が重症化して初めて気づく事もあり、早期に気付きにくいです。
治療
COPDで肺胞が壊れたり、細気管支に炎症を起こすと肺機能の低下を起こします。残念ながら、一度破壊され、変化を起こした肺を元に戻すことはできません。
しかし、早く病気を発見して治療を続ければ、症状を和らげたり、病気の進行を抑制することが可能です。
治療には禁煙はもちろんのことワクチンの接種や薬物療法が行なわれます。

非結核性抗酸菌症

非結核性抗酸菌症は結核菌とライ菌以外の非結核性抗酸菌で引き起こされる感染症です。
結核との大きな違いは人から人への感染することはなく、また、病気の進行が緩やかであること、抗結核の薬があまり有効でないことなどがあります。

原因
非結核性抗酸菌抗酸菌が身体の中に入って感染します。傾向としては高齢者に多く、特に最近では閉経後の女性に多く発症しています。感染しても何年もかけて進行する為はっきりした原因が分かっていないのが現状です。
症状
自覚症状がまったくなく、結核と同じで咳や痰、血痰・喀血、全身倦怠感などです。進行した場合は、発熱、呼吸困難、食欲不振、やせなどが現れます。
結核のように重症化すると数年で死亡するということはありませんが、10年や20年という年月をかけて進行していくと、呼吸状態が悪くなってしまい亡くなることもあります。
治療
治療は基本的には薬を使いますが、薬剤による治癒率は非常に低いのが現状です。
そのため、ある程度病巣が限局されていて症状が強い場合には、外科手術とのコンビネーションが必要であると考えています。非結核性抗酸菌症では、肺の中が空洞化することがあり、空洞化したものについては、薬では治療が困難となります。

肺結核

肺結核は、結核菌が肺に感染した感染症です。結核はあらゆる臓器に感染して障害を与える全身の疾患で、その中でも肺結核は代表的なものです。

原因
ヒト型抗酸菌と牛型抗酸菌とによって発症しますが、日本では牛乳の滅菌がしっかりと行われているので牛型抗酸菌による結核の感染症は近年例がないです。
菌を持っている方からの空気感染や飛沫感染が感染経路です。
結核菌は乾燥に強く結核菌は乾燥に強く、一度咳やくしゃみを通して部屋の中に飛散されると、長い時間空中に漂います。それを吸い込んで感染する場合が多いです。
ただ、吸い込んだからといってすぐに発症するとは限らず、潜伏期間が長い方や、一生発症しない方もいらっしゃいます。
その理由は身体の免疫機能が発症を抑えているからなのです。ただし、発症しなくて結核菌が身体の中に溜まっている場合は多くあり、体の抵抗力が下がった場合に発症することがあります。
そのため、免疫力が下がる疾患の方や抵抗力が低くなりがちな高齢者は特に注意した方がよいでしょう。
症状
肺結核の主な症状は全身のだるさ、食欲低下、体重の減少や微熱といった非特異的な症状がしばらく続くことが多く、病状が進行すると咳が目立つようになってくることが多いです。
また、これらの他にも食欲不振や息苦しさなどの症状がみられる場合もあります。
治療

ほとんどが薬物療法で、3~4種類の薬剤を併用して服用します。服用期間は病状にもよりますが、約6カ月から1年です。多くは通院で治療するケースです。
いずれの治療法でも糖尿病などの基礎疾患があったりしますと治療期間は長くなります。

肺結核は重症化の予防のため、子供にはBCGの予防接種などが行われています。また、集団感染が起きた場合は、必要に応じて抗結核薬を予防的に処方することもあります。

禁煙外来

当クリニックでは禁煙外来を実施しております。禁煙御希望の方は御気軽に御相談ください。
なお、禁煙治療の保険診療には、基準が設けられています。この基準に該当しない場合には、自費診療による禁煙治療となります。

患者さんの基準
  1. 直ちに禁煙しようと考えていること
  2. ニコチン依存症のスクリーニングテスト(下記参照)が5点以上であること
  3. 喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること
  4. 禁煙治療についての説明を受け、文書により同意すること
  5. 3ヶ月間に5回の診療計画(初回、2週間後、4週間後、8週間後、12週間後)に、必ず受診できること
ニコチン依存症のスクリーニングテスト
はい 1点 / いいえ 0点
(問1)自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
(問2)禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
(問3)禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
(問4)禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
(問5)問4 でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
(問6)重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
(問7)タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
(問8)タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
(注) 禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。
(問9) 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
(問10) タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。

睡眠時無呼吸症候群の検査、経鼻的持続陽圧呼吸療法導入について

睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まる病気です。寝ている間のことなので、自分でその症状に気づくことはなかなか難しく、検査や治療を受ける人が少ないのが現状です。寝ている間の無呼吸が、日中の活動時に、判断力・集中力・作業効率の低下を招き、仕事や運転に悪影響を及ぼします。
何かが起きてからでは遅いのです。以下の症状に心当たりがあれば、一度、検査を受けてみましょう。当クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を行っていますので、御気軽に御相談ください。

  • いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかき始める
  • 睡眠中に呼吸が止まっていたと人から指摘される
  • 熟睡感がない
  • 起きた時、頭痛や身体が重いと感じる
  • 口が渇く
  • 昼間、眠くなることがよくある
  • 集中力が続かない

健康診断について

当院では名古屋市特定健診、肺癌検診、大腸癌検診、前立腺癌検診、骨粗鬆症検診、個人向け定期健康診断を行っております。
医療機関で治療中の方も受診できます。ご自身の健康をチェックする機会として、毎年1回の健康診断をおすすめしております。

特定健診

血液検査、検尿、血圧測定、身体診察、身体計測を行います。また、今年度4月1日時点で40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳の方は、心電図検査と貧血検査を追加して行います。

定期健康診断

血液検査、検尿、血圧測定、身体診察、身体計測、視力、聴力、胸部X線、心電図など行います。

健診Ⅰコース(¥7,000)
身長、体重、腹囲、BMI、血圧、視力、聴力、尿検査、レントゲン
健診Ⅱコース(¥12,000)
身長、体重、腹囲、BMI、血圧、視力、聴力、尿検査、レントゲン、 採血、心電図
健診フリーコース
(一部の検査項目のみ行った場合) 検査費用 + 再診料 + 診断書料となります。

お気軽に御相談ください。

大人の予防接種のお話し

乳幼児はたくさんの予防接種を受けなければなりません、これはリスクのある感染症から子供を守るために必要な定期接種です。でも大人になったら、予防接種は必要ないと思っていませんか?

実は大人になってからも受けておいたほうが良い予防接種があります。大人が受けておくと安心な予防接種を紹介します。ただし大人の予防接種は自費となります。

国内での流行や感染の可能性が高い病気の予防接種で、重要度の高い予防接種
  • 麻疹(はしか)
  • 風疹
  • おたふくかぜ
  • 水痘
  • インフルエンザウイルス
  • 肺炎球菌
できれば受けておくと安心な予防接種
  • A型肝炎ウイルス
  • B型肝炎ウイルス

麻疹(はしか) 料金:7,500円(1回)

麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスが原因で起こる感染症です。感染力が非常に強く、発症すると風邪のような症状と発疹が起こります。妊娠中、麻疹にかかると流産や早産のおそれがあります。検血で麻疹抗体陰性なら2回、偽陽性なら1回予防接種することをおすすめします。ただし妊娠中は接種できません。また接種を受けたら2ヶ月間は避妊する必要があります。また厚生労働省は、感染者に接触した後でも、ワクチンの接種により発症を抑えることが可能だとしています。麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの予防接種をすることも効果的であると考えられています。料金は1回¥7,500です。

風疹(ふうしん)  料金:7,500円(1回)

風疹は、風疹ワクチンが原因で起こる感染症です。三日はしかとも呼ばれますが、麻疹(はしか)とは別ものです。発症すると風邪のような症状と発疹が出ます。近年は大人の間に流行している病気で、大人は重症化しやすく、妊娠初期の女性がかかると胎児に悪影響を及ぼすため予防したい病気です。検血で風疹抗体陰性なら2回、偽陽性なら1回予防接種することをおすすめします。料金は1回¥7,500です。ちなみに検血での抗体検査は自治体が無料で実施していることもあります。

おたふくかぜ 料金:5,200円(1回)

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、ムンプスウイルスが原因で起こる感染症です。耳の下が腫れて痛みます。一度かかって免疫ができると二度とかかることはありません。幼稚園や学校などで流行を起こし、子供のうちに済ませることが多いのですが、思春期以降にかかると重症化しやすく、男性は合併症の睾丸炎に注意が必要です。検血でムンプス抗体陰性なら2回、偽陽性なら1回予防接種することをおすすめします。料金は1回¥5,200です。

水痘(水ぼうそう)  料金:7,300円(1回)

水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こる感染症です。感染力が非常に強く、発症すると全身と口腔内に水疱が出て発熱が起こります。90%以上の人が子供のうちに自然感染しています。感染しても無症状のことも多いのですが、大人になってから初感染すると重症化しやすいのが特徴です。検血で水痘帯状疱疹抗体陰性なら2回、偽陽性なら1回予防接種することをおすすめします。料金は1回¥7,300です。

インフルエンザウイルス

季節性のインフルエンザが毎年大流行するので受けておきたいワクチンです。接種してから効果が出始めるまでに2週間かかります。インフルエンザが流行する12月~3月頃から逆算して12月中旬までには接種を受けておくのがおすすめです。流行するウイルスの型が毎年変わること、ワクチンの効果は4~5ヶ月経つと薄れていくことから、1年後には改めて接種を受ける必要もあります。定期接種対象者(65歳以上の人、特定の疾病がある60~64歳の人)は、公的扶助が受けられますので役所にお問い合わせください。

インフルエンザ予防接種のスケジュール
  • 13歳未満…2回接種
  • 13歳以上…1回接種

肺炎球菌 料金:9,900円(1回))

肺炎球菌は、さまざまある肺炎の病原菌の中でも特に病原性が強く、肺炎のおよそ半数は、この肺炎球菌によるものといわれています。しかも、肺炎は日本人の死因第4位であり、その多くが65歳以上の高齢者であることから、厚生労働省では肺炎球菌ワクチンの定期接種を推奨するようになりました。65歳以上の方は地域によっては公費で補助がでますので役所にお問い合わせください。自費の場合は1回¥9,900です。

A型肝炎 料金:8,000円(1回)

A型肝炎ウイルスが原因で起こる感染症です。衛生環境が整っている国での感染は少ないのですが、流行地域で摂取した飲食物や、輸入食品による感染が懸念されています。発症すると、風邪のような症状と肝機能低下が起こります。怖いのはA型肝炎がまれに肝硬変、肝臓癌へ進む可能性を持っている点です。予防接種として計3回の接種が必要です。2~4週間後に2回目、半年後に3回目の接種を受けます。料金は1回¥8,000です。

B型肝炎 料金:5,700円(1回)

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが原因で起こる感染症です。血液から感染し、母子感染・注射事故・性行為・刺青などから感染する可能性があります。風邪に似た症状と肝機能低下が起こり、劇症になると命に関わる場合もあります。またA型肝炎同様に肝硬変・肝臓癌に進む可能性があります。予防接種として3回の接種が必要です。4週間後に2回目、半年後に3回目の接種を受けます。料金は1回¥5,700です。

【予防接種はまれに副作用が起きることがあります】

予防接種を受けた後には、副作用が起こる場合があります。しかし重篤な副作用はまれです。万が一発症した時のことを考えると、今回紹介したワクチン接種はメリットが大きいと考えます。予防接種を検討する際は医療機関に相談して、慎重にプランを組んでください。